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「徳大ポーク」の試食販売も実施 飼育から加工、商品開発まで実践的に学べるA9研究室

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石井キャンパス
大学院創成科学研究科 生物資源学専攻  1年
喜瀬 あおい(きせ あおい)さん
生物資源産業学部生物資源産業学科 4年
七瀬 風我(ななせ ふうが)さん

生物資源産業学部の学生が地域活性化に役立てようと、同学部農場で飼育している豚を使用して開発した「徳大ハム」(開発に至るまでの奮闘ぶりは2021年夏号の『とくtalk』でも紹介しています)。阿波和三盆糖や鳴門のうず塩など調味料も徳島産にこだわり、2020年11月からは石井町のふるさと納税の返礼品にも採用されています。
「徳大ハム」をもっと多くの人に味わってもらおうと2023年4月、学生ベンチャー企業『株式会社C’est bon Jambon(セ?ボン?ジャンボン)を設立。専用サイトを通じてオンライン販売を行う中で、こうした活動がバイヤーの目にとまり、スーパーでの食肉販売を依頼された食肉加工研究室(森松研究室)、通称A9研究室の喜瀬さん(写真左)と七瀬さん(写真右)。手塩にかけて育てた豚は「徳大ポーク」として販売し、大変好評を得ました。

株式会社C’est bon Jambon(セ?ボン?ジャンボン) https://cbj.co.jp/

(とくtalk2025年春号掲載/取材2025年2月)

 

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ゆめタウン徳島で「徳大ポーク」を販売 360 kgが完売!

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「徳大ポーク」としてゆめタウン徳島で販売されたと伺いました。用意されていた360kgが完売したそうですね。

喜瀬さん はい。「ロース」や「もも」など部位別の販売だけでなく、「とんかつ用」「冷しゃぶ用」「焼き肉用」「ソーセージ」などいろんなカタチで販売させていただいたこともあって、好評でした。

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ゆめタウン徳島で販売することになったのは、どういうきっかけだったんですか?

喜瀬さん 徳大ハムに注目してくださったバイヤーさんに「肉として欲しい」「肉も気になる」と言われて、「だったら、肉も提供いたします!」と、話が進んでいきました。

先ほどおっしゃっていた部位だけでなく、しゃぶしゃぶ用、焼き肉用といった消費者目線で使い方を提案するような販売方法はバイヤーさんからのアドバイスだったんですか?

喜瀬さん 昨年(2024年)の夏に行った販売会は、実は2回目なんですよ。

そうなんですか!?

喜瀬さん 2023年の10月頃に初めて販売しているのですが、その時は「とにかく頑張ろう。1回やってみよう」と。でも最初はお客さんに声をかけるのも恥ずかしくて、「どうすればいいんだろ???」という感じだったんですけど、徐々に慣れて。声をかけるとお客さんも寄って来てくれたんですが、そのときはまだのぼりもなくて、パンフレットを配ったりしていたんですが「これじゃ目立たないよね」と、2回目からはのぼりを用意したり、販売時に着用するエプロンもみんなで揃えて作りました。

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初回の反省をいかして挑んだわけですね。

喜瀬さん はい。「挽回しよう!」と、いろいろ変えながらやってみました。

集客の具合も変わりましたか?

喜瀬さん そうですね。冷しゃぶの試食も行い、お客様からは「とても柔らかい」、「うま味が強い」といった感想をいただきました。2回目ということもあって、リピーターの方も結構来てくださって「美味しかったから、もう1回来たよ」と言ってくださる方もいました。

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美味しさの秘訣はやはり、A9研究室で実践している*アニマルウェルフェアという飼育法が肉を美味しくしているんですか?

喜瀬さん それも関係しています。やはりストレスフリーな環境で育てると肉質が柔らかくなるという実験結果もあります。豚肉を一度も凍結せず、美味しさの引き立つ熟成期間をもって販売している点も肉の旨さを引き立てていると思います。

なるほど。

喜瀬さん お客様の中には添加物を気にされている方もいるので、「餌も抗生物質等を使用していません。安心安全です」ということもお話ししながら販売しました。学生が愛情込めて育てると知って、買ってくれた方もいたと思います。

 

*アニマルウェルフェアについて
快適な環境下で飼養することでストレスも減り、病気などのリスクも軽減され、生産性の向上や安全な畜産物の生産にもつながるという考え。農林水産省も家畜の飼養管理方法として普及に努めている。

 

飼育から商品開発まで一貫して行えるA9研究室

お二人はもともと、どういう研究をされているのですか?

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喜瀬さん いろんなことやっているんすけど、ひとつは堆肥の研究をしています。豚糞と炭とおが屑を混ぜて堆肥にして、農家さんに提供する循糞型農業に関する研究です。もう一つは食肉工場で実際に拭き取り検査を行い、どういった菌が出るのかを調べて、その菌に対して対策することで賞味期限延長に繋げていければいいなと。こうした研究を通じて最終的には食品ロス削減に繋げていきたいと思っています。

堆肥を作るところから始まっているんですね。

喜瀬さん そうなんです。一貫して研究していて、「徳大ハム」もやっているのですが、最近、ベーコンの商品開発も行いました!*HACCP(ハサップ:食品の安全を確保するための衛生管理手法)や品質管理もやっています。

https://www.bb.tokushima-u.ac.jp/info/5311/

※喜瀬さんと七瀬さんは「徳島県HACCP(「徳島県衛生管理認証(徳島県HACCP認証)」も取得しています。

七瀬さん 僕は食品加工品から出る腐敗菌を調べて食品ロスや賞味期限延長に繋げるような研究をしています。

以前から食品ロスに興味があったんですか?

七瀬さん そういうわけではないんですが、研究室に入ってやってみたら「面白いな」と。ゆめタウン徳島で店頭販売もそうですけど、実際に売り場に立って自分たちで作った商品を売ったり、実践的にいろいろ挑戦できるのが面白いなと思います。

販売は好評だったということですが、自分たちが大事に育てた豚を肉にするのは辛いですね。

喜瀬さん そこが辛いので、感情移入しないように豚には名前をつけません。名前をつけたら、どうしても情が湧いてしまうので、名前をつけないようにしています。

そうなんですね。

喜瀬さん 畜産に関していうと、飼育から加工までを一貫して行える研究場所は全国的に見ても珍しいと思うんです。さらに品質管理や商品開発、生産技術も学べるA9研究室は、貴重な経験ができるところだと思います。自分で作って、研究して、さらに高品質を目指して品質管理を考える???こうした体験は社会に出てからも活かされると思います。

お二人の体験から、新入生や進路について考えている中?高校生に向け、何かアドバイスをお願いします。

喜瀬さん やりたいことがあれば、学生のうちに挑戦した方がいいということですかね。学生のうちに挑戦の機会があれば、後悔しないように、「やりたいことは、今のうちやる」ということですね。

七瀬さんは?

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七瀬さん 座学などの勉強ももちろん大事ですが、サークルや何かの取り組みや活動に参加し、人との関わりも大切にしていくと、充実した学生生活が送れると思います。

これからの活動も楽しみにしております。ありがとうございました!

 

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ゆめタウン徳島で3回目となる店頭販売は2025年4月~5月頃予定しています。
この機会にぜひ「徳大ポーク」をお楽しみください!販売時期は決まり次第、疯狂体育,疯狂体育app下载らせします。
お楽しみに!

 

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