ニュースレター(第18号 平成29年度上半期版)(487KB)
徳島大学情報の共有化について
徳島大学長 野地 澄晴
今年は、桜の開花が遅く、4月6日の入学式に、満開になっていませんでした。暖冬だと桜の開花のタイミングが狂うとのことで、これも地球温暖化の影響とのことです。同窓会の皆様におかれましては、新年度を迎え、新たなお気持ちで過ごされているものとお慶び申し上げます。
さて、近年社会が大きく変化しようとしています。その流れを象徴する「4つの言葉」は、「所有から共有」、「部分最適から全体最適」、「クローズドからオープン」、「モノ中心からコト中心」のようです。これに対応して、大学も変化することを要求されています。特に講義については、大きく改革することが必要不可欠になっています。例えば、小学校の算数の授業で、1+2=3 という足し算を教えることについて、40人の児童が机に座って、先生が黒板を用いて教えるこれまでのスタイルは、効果的な教育法ではないと、考えられています。先生は毎年同じ時期に、基本的には同じコトを教えているのですが、ICTによる講義では、動画を一回作成すれば、長期的に使用できます。これはもちろん、小学校の算数に限ったことではなく、あらゆる教育の世界において、言えることです。このような教育の世界が、ICT技術の発展により変わろうとしています。
例えば、サルマン?カーン(Salman Khan)が開設した無料オンライン学習を提供するカーンアカデミー(https://www.khanacademy.org/)にアクセスしてみてください。そのビジョンは、「You can learn anything. For free. For everyone. Forever.」です。今では100万人単位で世界中から利用されているそうです。このような教育法は、まさに「4つの言葉」に基づく教育改革です。講義がオープンになり、講義を全世界が共有、教室では講義は座学ではなく、体験になり、個人ではなく全員が最適な教育を受けることができます。この教育法は、海外ではすでに大学教育にも広がっており、「Massive Open Online course (MOOC)」と呼ばれ、無料で講義を受けることができます。この流れは、教育だけではなく、あらゆるものに広がるでしょう。
大学も変わらなければなりません。皆様とともに大学も発展したいと考えております。まずは、情報を共有するシステムを構築しますので、よろしくお願い致します。
同窓会の活動状況
渭水会(総合科学部同窓会)
理事長 毛利 久康
今年も4月6日にアスティとくしまにおいて入学式が行われ、本会も181名の新しい学生会員をお迎えし、渭水会も新たな1ページを加えることができ、大変嬉しく思っています。今年度は、新しい総合科学部として、「国際教養」「心身健康」「公共政策」「地域創生」の4コースからなる1学科に改組が行われた新しい総合科学部の二期生としてお迎えしたわけです。
昨年度を振り返りますと、助成事業として、会員の取り組まれる同窓会、講演、講習会、作品展など5つの事業に経費の支援を行いました。
また、10月末には、会報第45号を発行しました。今回は特に改組初年度の取り組みへの関心も高く、学部長様から「新?総合科学部の船出」を、副学部長様から「グローバル社会の中で豊かに生きられる人を育てたい」を投稿いただきました。また、渭水会長賞受賞者をはじめ各年代の会員の皆様のご活躍を収めることができました。
そして、1月28日には総合科学部設置30周年を記念して、児童文学作家?くすのきしげのり氏の講演会が「一人一人が、みんなたいせつ~作品に託す願い~」と題して開催されました。常三島けやきホールに県内外から100人を超える参加者があり、作品の展示?販売やサイン会も好評でした。
最後に3月23日には、卒業式後の学部での表彰式で、第3回渭水会会長賞が石井会長から3人に授与されました。
今年度も同窓会の会員の皆様とともに、各種の活動を企画?実施していきたいと思います。なお、会報の内容や活動の詳細につきましては、渭水会ホ-ムページをご覧下さい。
渭水会ホームページ http://www.isuikai.jp/
青藍会(医学部医学科同窓会)
会長 櫻井 えつ
今期の青藍会の活動を報告いたします。 青藍会会則の「会員相互の親睦を厚くし、学術の向上を図り、もって母校の発展に尽くすことを目的とする」ことを再確認し、希薄になりつつある母校意識を高めることを目標に新しい試みをおこなっています。
「会員相互の親睦を厚くする」ため、新卒業の方々が臨床研修される各地区の青藍会支部活動に積極的に参加していただきやすくするよう青藍会支部(13支部)の新卒業の方々向けのリーフレット(写真1)を作成配付しました。各支部総会へ本部役員が積極的に参加するよう努め、青藍会や大学?大学病院の現況をお伝えしています。東京、大阪、兵庫、岡山の各支部総会に参加させていただきました。また、ホームページの活性化への協力を多方面に依頼しております。
「学術の向上を図り、もって母校の発展に尽くす」ため、数々の医学科への教育?研究支援を積極的に行っていますが、新たに青藍会奨励賞を設けました。今年は、臨床実習後OSCE(6年生対象)の優秀者10名と医学研究実習ポスター発表(3年生対象)の優秀者9名に贈呈しました。さらに、3月23日に行われた卒業式には、青藍会の名前入りの名刺入れとカード型USBカード、青藍会会報第87号?88号、「徳島大学病院の最新治療がわかる本」(徳島大学病院編著)などを新卒業の先生方にお送りしました。
広報活動として、87号(昨年6月発刊)?88号(昨年12月発刊)に青藍会評議員?支部長会、総会合同会議の事業報告、会計報告、青藍会賞受賞講演、学術講演?支部だより、会員通信、留学記、病院紹介、大学内の動き、青藍会の動きなどの活動記録が掲載されています。新しい仲間が読まれることを期待しております。
4月6日のアスティとくしまでの徳島大学入学式の後,蔵本キャンパスに移動し,医学部第一臨床講堂で青藍会主催の新入生歓迎会を開きました。(写真2)今年の新入生は114名(うち女子48名)で、青藍会から私と徳島県危機管理部消費者くらし安全局長 石本寛子先生、総合診療部特任教授 谷 憲治先生、脳神経外科特任助教 高麗雅章先生が参列されました。各先生からお祝いと励ましの言葉が述べられ、新入生を代表して多田里穂さんから謝意が表されました。その後、すだちくん花見弁当(写真3)を楽しんでいただきましたが、若々しく生き生きした表情の若者が順調にそして十分に学生生活を謳歌してくれることを心から願った次第です。
(写真1)リーフレット
(写真2)新入生歓迎会
(写真3)すだちくん花見弁当
青藍会ホームページ http://www.seirankai-tokushima.jp/
栄友会(医学部栄養学科?医科栄養学科同窓会)
会長 津田 とみ
栄友会の活動状況についてのご報告をいたします何度目かの時節が巡ってきました。さて栄友会の活動状況を振り返り、また今後の栄友会の発展と、医科栄養学科と徳島大学の繁栄とを願いつつワープロに向かっています。
栄友会では、毎年の総会と学術講演会開催、会報発行、名簿発行、4支部での各支部総会と学術講演会、と活動を継続し、決して大規模な会ではありませんが着実にネットワークを築くことができています。3月には栄養学科50期生の卒業を祝い、4月には医科栄養学科4期生を会員として迎えました。
卒業生のうちほぼ半数が就職しほぼ半数28名が大学院進学、うち27名(注1)が徳島大学大学院進学、また学外からも例年10名程大学院への入学があり、これが私たちの徳島大学の特徴だなと感じられます。徳大栄養学科は全国に先駆けて創設されました。全国に管理栄養士養成課程を持つ大学も増えた現在でもなお唯一の医学部に属する栄養学を極める学科であり大学院修了学位取得者を多数輩出しているという特徴で輝き続けていると思います。(注1:徳島大学医学部だより第34号2017.4.1より)
栄養学科の卒業生たちの活躍の一端として、各地で栄養学関連の学会が開催されますとその中心的役割を栄養学科卒業生が担っている場面が絶えることなく見受けられることが挙げられます。例えば2017年2月開催第32回日本静脈経腸栄養学会JSPENの参加者1万人を超える大会(岡山)副大会長は7期生。日本栄養改善学会では2017年9月に開催する第64回学術総会(徳島)大会長(23期生)、さらに遡りますと第52回2005年徳島(1期生)、第54回2007年長崎(1期生)、第58回2011年広島(3期生)、第61回2014年横浜(5期生)、と大会長に栄友会会員が並びます。医科栄養学科の規模は大きくはありませんが各地にサテライト的に徳大栄養学の潮流が息吹き根付いている感がいたします。
本年1月、国内の栄養学関連の15の学会で日本栄養学学術連合 (Federation of Japanese Nutrition Societies) を結成しました。その15学会のうちの多くで、主だった役員に栄友会会員が並んでいるのも、他の大学では例がないと???会長として自慢したくなります。
一方、一般の方々へ広くお目にかかっています栄友会会員としましては、NHKの"きょうの健康"についこの前まで長く登場された饗場直美博士(院14期)をご紹介できると思います。大学院栄養学研究科修士課程修了、国立健康?栄養研究所等に在籍した後現在は神奈川工科大学教授です。
東京都医学総合研究所のニュースレター季刊疯狂体育,疯狂体育app下载「都医学研NEWS」2017年新年号(No.024)を閲覧していただけますと、5期生であります田中啓二所長の年頭所感に、ノーベル賞受賞晩餐会のその場の雰囲気を実感できる文や写真が掲載されています。是非ご一読を。http://www.igakuken.or.jp/public/publications.htmlで閲覧できます。栄友会会員が、ノーベル賞受賞の晩餐会で受賞者大隅良典博士を囲む研究の友として共に酔っているとは、こんなに楽しい話はあまりないと思いましてご紹介させていただきました。
栄養学の研究に偏っているとのご意見もたまにはあるかもわかりませんが、研究のみではなく職能団体であります日本栄養士会の現会長が10期生、名誉会長は5期生と社会的役割も見事につとめています。また各都道府県の栄養士会会長にも、現在愛媛県(5期生)大分県(4期生)鹿児島県(30期生)と栄友会のメンバーが並びます。
今期の「活躍する卒業生」には、まだまだこれからという鹿児島大学の若手研究者であり同時に鹿児島県栄養士会会長でもある叶内博士(30期生)に登場していただきました。このように全国各地で会員の皆様が活躍されていることを嬉しく感じています毎日です。
今後とも栄友会ならびに医科栄養学科へのご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申しあげます。
栄友会ホームページ http://www.eiyo.jimdo.com/
睦眉会(医学部保健学科同窓会)
会長 河田 明男
医学部保健学科同窓会「睦眉会」は平成29年4月1日現在6,795名の会員を擁する医療技術者(看護師、診療放射線技師、臨床検査技師、助産師)で構成する同窓会であります。平成8年に発足し21年目を迎えます。当会は名誉会長(保健学科長)の他、会長1、副会長4、理事21、監事2名の陣容で運営されております。
活動は総会(年1回)、講演会(2年毎)、会報発行(年1回、)役員会(年数回)、名簿発刊(5年毎)、入学?卒業式参列、医学部各賞授与式参列、新入生歓迎昼食会開催、同窓会連合会出席、卒業?修了記念品贈呈等々を挙げることが出来ます。会の責務は卒業生と在学生を繋ぐ役割、会員相互の親睦の増進等が挙げられます。各位におかれましては当会の活動趣旨をご理解いただき各種行事への尚一層の御協力を賜りたく存じます。
現代において職業の発展には「教育」が不可欠であります。医学の世界では、確立された教育こそが安心?安全を担保し、業務を推進する原動力となるのです。大学内での教育、卒後教育、一般社会人を対象とする教育の更なる展開が求められていますことは、広く周知の事実であります。現代日本では、高度な倫理観に裏付けされた優秀な医療技術者の活躍を期待しています。この期待に応えるには「大学院?博士課程」の教育は時宜を得たものであり、既に有能な博士号を有する医療技術者の多くを輩出しておる処です。
今まさにその「教育」の組織である国立大学は存亡の危機にあります。この十年間運営費交付金が毎年減額され続けているのです。財政的な安定を得ればこそ、学生?教員が安心して先駆的な研究に打ち込めるのです。継続した教育環境を提供する事が理事者には求められ、その解決策は外部資金の更なる獲得にあります。学長はじめ理事は徳島大学クラウドファンディングを立ち上げて資金の獲得策を構築しました。
徳島大学の同窓会である睦眉会は、現会員の意見を最大限取り入れながら可能な対応策を検討し、大学の新しい運営方針に協力をしていかねばならないと考えています。このことが当会の理念に謳う「保健医療の向上に寄与していくことを目的とする」事に繋がると判断し、在学生を物心両面でサポートしていく事にも成り得ると考えております。
睦眉会ホームページ http://mutsumi.web5.jp/mutsumi/Welcome.html
蔵歯会(歯学部同窓会)
会長 薦田 淳司
平成29年3月に、本学歯学部歯学科を35期生48名、歯学部口腔保健学科を7期生16名が卒業し、この蔵歯会に入会いたしました。卒業生の合計は1,988名になりました。なかでも、学内に7名、学外では岡山大学と大阪大学に2名ずつ、高知大学、鶴見大学、大阪大学、昭和大学、獨協大学、新潟大学にそれぞれ1名の計16名が教授として活躍しています。また各地の大学で准教授、講師等として、行政職等で多くの同窓生が活躍しています。また、卒業生の4割を越える人が開業医として地域に貢献しています。
蔵歯会は平成2年に創立され、本部では、庶務?渉外、広報、福利厚生、学術、会計の担当部署があり、定期評議員会、総会、支部長会議を4月に開催し、毎年会報誌を発行し、2年に1回会員名簿を作成しています。会員の慶弔時には電報?花輪等を送り、災害時には見舞金を支給しています。本部以外に関東、東海、北陸、滋賀、京都、大阪、奈良、兵庫、岡山、広島、香川、愛媛、高知、徳島大学の15支部があります。
また、毎年12月に歯学部と共同で進学?就職ガイダンスを開催し、卒後10年ほど経て活躍されている卒業生と卒後間もない臨床研修中の卒業生による講演会を開き、歯学部生が進路を決めていくうえで必要な情報を提供しています。また、4月の総会の後には、歯学科6年次と口腔保健学科4年次の学生を招いて支部説明会?懇親会を開催し、支部における歯科の状況の説明と進路相談をしています。
蔵歯会ホームページ http://www.tokudai-d.net/
薬友会(薬学部同窓会)
会長 鳥取 桂
皆さまにはご健勝にて、益々ご活躍のこととお慶び申し上げます。
本年3月23日に、平成28年度徳島大学卒業式並びに修了式が厳粛に挙行され、大学院生41人が修了し、薬学部卒業生74人が薬友会正会員になりました。
また、4月6日には平成29年度徳島大学入学式が盛大に挙行され、新入生83人を薬友会準会員として迎えることとなり、薬友会の会員数は、4,150人余りとなりました。
平成28年度の薬友会活動として、6月5日愛媛県支部、10月23日関東支部、11月23日近畿支部の支部会が開催され、先生方から母校の近況報告を頂き、懐かしさと共に旧交を深めることができました。クラス会も10件開催されました。薬友会が後援している「徳島大学薬学部卒後教育公開講座」は、第42回(参加者201人)が5月28日、第43回(参加者187人)が11月27日に開催されました。2年に1回発行されている薬友会誌は、5月に約4,000冊を会員向けに発送致しました。また、活動の活性化を図る目的でお願いした薬友会へのご寄付に対して厚くお礼申し上げます。
平成29年度は、会員名簿の発刊を予定しています。皆さまのご協力により最新情報を掲載することで、会員相互のネットワーク作りにお役立て頂ければと考えておりますので、ご協力をお願い致します。
薬友会が、母校、在校生、卒業生を繋ぐことで皆さまの役に立てますよう、今後ともご指導ご支援をお願い致します。
最後になりましたが、皆さまのご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
薬友会ホームページ http://www.tokushima-u.ac.jp/ph/campus_life/alum/reunion/
工業会(工学部?理工学部?生物資源産業学部同窓会)
理事長 内藤 修身
今年も3月23日には、母校の卒業式、修了式が挙行され、学部生599名、大学院修士(博士前期)課程317名、大学院博士(博士後期)課程23名の方々が、めでたく御卒業?御修了されました。また、4月6日には入学式が挙行され、学部再編後2期目の新入生として、理工学部618名と生物資源産業学部の102名を迎えました。
さて、28年度の事業概要ですが、まず、5月14日に全国16支部の支部長会議が開催され、各支部の活動状況や課題などが報告されました。同日開催された総会では役員の交替、会則の変更、事業計画などが審議され了承されました。総会後の記念講演では、NTTぷらら社長の板東浩二氏(電子52年卒)から「テレビもスマホと同様に進化する」と題する講演会が行われ、テレビもインターネット接続でスマート化し、VOD、音楽、ゲーム等の配信事業が広がるとのご紹介を頂きました。翌日のホームカミングデイには、42名の方々が参加され、各学科の教育?研究活動の紹介などに聞き入り、キャンパスツアーを楽しみました。
また、9月には会報誌(第62号)31,100部、12月には隔年で作成している会員名簿1,270部を発行致しました。
その他、大学のクラウドファンディングへの協力として、1月には「学生によるソーラーカープロジェクト(鈴鹿サーキットでのレースに出場)」、3月には「水空両用ドローンの開発プロジェクト」をメール配信させて頂いたところ、いずれも目標金額を達成することができました。皆様のご支援に感謝申し上げます。
平成29年度に入り、4月13日に理事会が開催され、平成28年度の事業報告?決算報告そして平成29年度の新役員案、事業計画案、予算案が審議されました。5月13日には支部長会議ならびに平成29年度総会、翌日の5月14日にはホームカミングデイが予定されており、これらの詳細は次回報告させていただきます。
最後に会員便りとして、新明和工業株式会社の社長に五十川龍之氏(機械58年卒)、株式会社IHIインフラシステムの社長に川上剛司氏(建設62年卒)、東邦テナックス株式会社の社長に乾秀桂氏(応化61年卒)が就任されるなど、うれしいニュース届きました。
今年も多くの会員の皆様方の近況やご活躍にまつわる便りが届くことを願っているところです。
工業会ホームページ http://www.tokushima-u.ac.jp/kgk/
六一会(大学開放実践センター同窓会)
会長 佐々木 隆
新たな年度を迎え総会で新しい年度の活動計画を確認し、会員の皆さんと和気あいあいで様々な活動を進めます。
昨年、創立30周年を迎えた、大学開放実践センター「同窓会」 六一会は新たな視点で日々の活動に取り組んでいます。
30周年を記念して!
30周年記念集会ではこれまで活動の中心を担っていただいた方々に感謝状を贈呈し、これまでの労苦に感謝を申し上げました。
又、生涯教育の推進、地域に貢献する崇高な活動経過を拝聴することが出来ました。
同好会は新たに中国語倶楽部が加わり裾野の広がりが期待されています。
講演会!
高等教育研究センターの金西教授をお迎えし「インターネットが紡ぐ絆の力」について講演いただきました。
「先生が進める「知プラE」オンライン学習が四国内の共同授業として発展しつつある現代においては我々高齢者もソーシャルメディアにはまる方も少なくない日々、興味深いお話を聞かせていただきました。
理事会は若手の女性理事の活躍が期待されるなかで、六一会が取り組んできた眉山中腹にある蜂須賀家万年山墓所清掃活動に高校生サークルが参加する企画が持ち上がっています。
県民の先祖と言われる、墓所の清掃活動に徳島市民と協力すれば大きな活動成果が期待されると信じています。
29年度総会で決める活動計画は会員のみなさんがより多く参加できる内容を求めています
昨年、訪ねた植村直己探検館で「年を取ってくれば疲れてくる。人々はあきらめ、落ち着いてしまう。」人生90年時代が叫ばれています。今年は酉年です。
元気に羽ばたきたいものです!
卒業生紹介(ニュースレター)
各界でご活躍される卒業生をご紹介します。
渭水会
安倍 久恵 あべ ひさえ
元 四国放送アナウンサー。
現在は、フリーアナウンサーとして、コンサート、式典、講演会などの司会を務める
徳島市生まれ
浜松市、千葉県市川市、堺市、高松市を経て、小学3年より徳島市在住
1983年 徳島大学教育学部 養護教諭養成課程 卒業
1983年 四国放送株式会社にアナウンサーとして入社
1988年 退社
1993年 フリーアナウンサーとして活動再開
1983年徳島大学教育学部卒業後、四国放送に入社し、アナウンサーとして活躍。結婚を機に退社後、夫の留学に伴いアメリカ?テネシー州に2年半滞在。1992年4月に帰国し、子育ての傍ら、フリーアナウンサーとして活動再開。
徳島県文化振興財団主催の「サロンコンサート」や「阿波人形浄瑠璃芝居フェスティバル」、徳島県観光協会「とくしま博覧会」、徳島県「全国阿波おどりコンテスト」、「国民文化祭徳島 合唱の祭典」、徳島県合唱連盟主催「とくしまカンタート」、式典、講演会などの司会やコーディネーターを務める。徳島県立総合大学校「まなびーあ徳島」をはじめとする講座、学校において、講師として指導を行う。
また、徳島市佐古小学校「佐古お話の会ミミ」での絵本の読み聞かせボランティアや、コーラスグループ「ハーモニー佐古」で合唱を楽しむなど、幅広く活動している。徳島の自然や文化についての豊かな知識、さわやかで品のいい語り口に、「司会はこの方でなくては」というファンも多い。
徳島県文化財保護審議会委員(2011年~2014年、2016年11月~現在に至る)。
青藍会
内藤 毅 ないとう たけし
徳島大学国際センター国際協力部門特任教授
(略歴)
1981年 徳島大学医学部医学科卒業?徳島大学眼科入局
1982年 高知県農協総合病院眼科医員
1983年 徳島大学眼科助手
1984年 トリブバン大学(ネパール王国)医学部准教授 ネパール各地で多数の医療活動に参加
1988年 徳島大学医学部講師
1988年 文部省在外研究員としてカリフォルニア大学サンフランシスコ校?プロクター眼研究所へ留学
1997年 徳島大学医学部准教授
2007年 モザンビーク眼科医療支援開始
2015年 徳島大学国際センター国際協力部門特任教授 現在に至る
ネパール国立トリブバン大学客員教授、ネパール眼科学会名誉会員
(受賞歴)
1990年 日本眼科学会学術奨励賞
2016年 在外公館長表彰(在ネパール日本大使館)
ネパール(当時ネパール王国、現ネパール連邦民主共和国)の眼科医からの要請で、1984年10月から半年間、ネパールの首都カトマンズに滞在した。ネパールのウパダイ教授の要請により、日本の援助で出来たばかりのトリブバン大学附属病院眼科で診療?教育に従事し、ネパールの眼科医学教育をスタートさせることができた。その後、徳島大学での仕事の傍ら、継続してネパールに渡航し、2000年からはネパール南部の僻地での、眼科病院建設プロジェクトに携わった。
近年、国際医療協力に興味を持ち、将来海外で活躍したいと考える医学生が増えてきている。その中で眼科臨床実習をネパールで経験したいと希望する医学生たちを現地で指導している。ネパールは2015年4月の大地震後の復興が進みつつあるが、未だ厳しい状況である。現在、糖尿病網膜症などの網膜疾患の診療体制を現地の医療関係者と構築しようと計画し、現地でJICAプロジェクトを行っている。
ネパールの他モザンビークでも継続的に医療活動を行っている。2008年にアフリカ眼科医療を支援する会(Association for Ophthalmic Support in Africa, AOSA、http://aosa-eye.org)を設立し、2008年から毎年モザンビークで医療活動を行ない、現在までに約1,300人の失明患者さんの白内障手術を行った。
今後もネパール、モザンビーク等の眼科医療の発展のため継続して活動していく予定ですのでご指導の程よろしくお願い致します。
栄友会
叶内 宏明 かのうち ひろあき
徳島大学医学部栄養学科 平成9年3月卒業
徳島大学大学院栄養学研究科博士前期課程 平成11年3月修了
鹿児島大学共同獣医学部獣医学科基礎獣医学講座 准教授
鹿児島県栄養士会 会長
(略歴)
平成 9年 | 徳島大学医学部栄養学科卒業 |
平成11年 | 徳島大学大学院栄養学研究科博士前期課程修了 |
平成14年 | 九州大学大学院生物資源環境科学研究科博士後期課程修了 |
平成14年 | 川崎医科大学生化学教室 助手 |
平成18年 | 鹿児島大学農学部獣医学科先端獣医科学分子病態学分野 助教授 |
平成18年 | カナダ グエルフ大学農学部 留学 |
平成24年~現在 | 鹿児島大学共同獣医学部獣医学科基礎獣医学講座 准教授 |
平成24年~現在 | 鹿児島県栄養士会 会長 |
叶内宏明氏は、平成9年に徳島大学医学部栄養学科を卒業(30期生)された後、川崎医科大学の生化学研究室での助手を経て、現在は鹿児島大学共同獣医学部で生化学分野の講義を担当されています。正常な細胞分化に必要であるがその本質的な機能が未解明な過塩素酸可溶性たんぱく質の解析、ビタミンB6の抗がん作用の解析など基礎生化学の分野、さらに認知症やロコモティブシンドロームを対象とした、食による疾病予防を探る研究にも取り組み、多数の論文発表をされています。平成26年に日本栄養?食糧学会奨励賞を受賞されています。直近では鹿児島県で生産される黒酢の研究に取り組まれ、黒酢の経口摂取が認知機能の低下を予防することを実験動物で明らかにし、今後の研究展開が期待されています。平成28年には徳島大学藤井節郎記念医科学センターで開催された第49回日本栄養?食糧学会中国?四国支部大会の市民公開講座で講演されるなど、市民向けの講演活動を積極的に行い、管理栄養士の視点から食と疾病予防、さらに研究者の視点で機能性食品について紹介されています。
平成24年からは鹿児島県栄養士会の会長に就任され、鹿児島県民の疾病予防に栄養の面から貢献できるよう、公務?研究活動の合間を縫って尽力されています。
睦眉会
安田 健三 やすだ けんぞう
徳島大学医学部附属診療エックス線技師学校 昭和43年卒業
(略歴)
昭和43年 | 香川県済生会病院 放射線科 勤務 |
昭和45年 | (株)井関商会 医療部 放射線機材課 主任 |
昭和53年 | 医療法人倚山会 田岡病院 放射線技師長 |
平成23年 | 社会医療法人 川島病院 放射線室長 就任 (現職) |
昭和43年に徳島大学医学部附属診療エックス線技師学校を卒業後、香川県済生会病院において結核病診療、そして瀬戸内海の島々へ巡回診療船(済生丸)での健診業務を経験されました。これらは若き日の貴重な思い出であったとのことです。
その後帰郷され、昭和45年に民間会社の(株)井関商会にて放射線医療器材販売、設置、管理業務に携わっておられます。徳島県下の病院?診療所を定期訪問されたこの経験は、後年の医療業務において、患者との信頼関係や新しいモダリティの取りくみ方に大きく影響をもたらしたと回想されています。香川医大における医用画像学の履修生期間を加え、昭和53年からの35年に及ぶ田岡病院での救急医療活動は、画像診断の進歩と地域社会への貢献と共に歩んできたといっても過言ではありません。
田岡病院を定年退職後は、平成23年から川島病院にて透析医療に伴う循環器疾患や糖尿病そして腎移植に関わる最新の医用画像の提供に心血を注いでおられます。
平成26年の春には、これまでの功績に対して瑞宝双光章を授与されました。現在も、たゆまない技術の向上を念頭に、後輩の教育と指導に活躍されております。
蔵歯会
濱 昌代 はま まさよ
歯学部歯学科 平成元年卒業
はま歯科医院 院長
(略歴)
平成元年4月~平成3年12月 | 徳島大学歯学部(歯科補綴学第2講座) |
平成4年1月~平成13年3月 | 愛知県や岐阜県の4歯科医院で勤務 |
平成13年5月~ | はま歯科医院 院長 |
(役職)
平成21年4月~平成23年3月 | 岐阜県歯科医師会学術委員会 委員 |
平成21年4月~平成25年6月 | 岐阜県歯科医師会 理事(厚生担当) |
平成25年7月~ | 岐阜県歯科医師会 理事(地域保健担当) |
(書籍)
予防歯科Year Book 2006-2007 共著 | クインテッセンス出版 2006年 |
日本歯科評論 Vol.67(6) :"良い顔"を育成するために -床矯正を取り入れて |
ヒョーロン?パブリッシャーズ 2007年 |
行列のできる歯科医院4?女性院長奮闘編 共著 | デンタルダイヤモンド社 2008年 |
日本歯科新聞 「デンタル小町が通る」コラム連載 | 2011年4月~2012年3月 |
デンタル小町は語る 女性歯科医師29人の診療と横顔 共著 | 日本歯科新聞社 2015年 |
(所属)
床矯正研究会 会員
EBAC(Excellent Breath Alliance Clinics) 会員
日本口臭学会 認定医
日本病巣疾患研究会 会員
濱 昌代氏は歯学部第7期生であり、平成元年徳島大学歯学部を卒業後、歯科補綴学第2講座に入局。
平成3年退職後は、愛知県や岐阜県の歯科医院で勤務し、平成13年岐阜県羽島市にて「はま歯科医院」を開設。診療の傍ら岐阜県歯科医師会学術委員会委員を経て、平成23年より岐阜県歯科医師会理事を務める。また岐阜県女性歯科医師の会世話人として、県歯の活動や運営への参加?協力、女性歯科医師の連携を図るための交流会や研修会の企画?開催、朝日大学歯学部研修医対象の講演会にて講師を務めるなど精力的に活動している。
薬友会
直良 浩司 なおら こうじ
島根大学医学部附属病院 教授?薬剤部長
同 臨床研究センター 治験管理部門長
(略歴)
昭和56年3月 | 徳島大学薬学部 製薬化学科 卒業 |
昭和56年4月 | 島根医科大学附属病院(現 島根大学医学部附属病院)薬剤部薬剤助手として 採用された後、翌月薬剤師として配置換 |
平成3年7月 | 学位取得 博士(薬学)(徳島大学) 「ピリドンカルボン酸系抗菌剤とフェンブフェンの併用による痙攣発作誘発の機序に関する薬物動態学的研究」 |
平成3年11月 | 島根医科大学医学部附属病院 薬剤部 薬剤主任 |
平成4年5月 | 島根医科大学医学部 助手(泌尿器科学) |
平成4年9月 | <米国ワシントン大学薬学部へ留学/td> |
平成6年3月 | 島根医科大学医学部附属病院 薬剤部 薬剤主任 |
平成12年5月 | 島根医科大学医学部附属病院 助教授?副薬剤部長 |
平成26年4月 | 島根医科大学医学部附属病院 臨床研究センター 治験管理部門長 (副センター長)兼任 |
(役職)
平成20年4月~ | 島根県病院薬剤師会会長、島根県薬剤師会理事 |
平成27年5月~ | 一般社団法人島根県薬剤師会副会長 |
直良氏は、大学卒業後は病院薬剤師として島根医科大学医学部附属病院(現 島根大学医学部附属病院) 薬剤部に勤務するとともに、自ら研究を行い博士(薬学)の学位を取得し、米国ワシントン大学薬学部へ留学するなど、6年制薬学教育が開始される以前から現在求められている「研究者マインドを持ち問題解決能力のある臨床薬剤師」たる道を進まれてきました。現在、指導的薬剤師として臨床現場や学会で活躍されるとともに、島根県における病院薬剤師会、薬剤師会において中心的役割を担っております。
直良氏は、「シアトルのワシントン大学留学中に目の当たりにした米国の病院薬剤師が実践しているファーマシューティカル?ケアを、現在、わが国の病院薬剤師も優るとも劣らないレベルで提供できるようになったと感じている。」とおっしゃっていました。今後さらに、地域包括ケア時代を迎え、病院薬剤師が保険薬局薬剤師と連携して、通院?在宅から入院まで一貫して患者さんの薬物療法に薬剤師がコミットメントできる姿を目指したいとのことです。
直良氏の今後益々のご活躍をお祈り申し上げます。
工業会
徳永 雅彦 とくなが まさひこ
昭和62年 徳島大学工学部建設工学科 卒業
平成29年 徳島大学大学院先端技術科学教育部博士後期課程
知的力学システム工学専攻
建設創造システム工学コーズ 終了、博士(工学)
徳島県政策創造部 総合政策課政策調査幹(県土整備担当)
(略歴)
昭和62年 | 徳島県庁 入庁 徳島県 土木部 相生土木事務所 技師 |
平成18年 | 徳島県 県土整備部 河川課 係長 |
平成21年 | 徳島県 県土整備部 東部県土整備局徳島庁舎 河川砂防担当 主査兼係長 |
平成23年 | 徳島県 県土整備部 河川整備課 課長補佐 |
平成27年 | 徳島県 県土整備部 用地対策課 副課長 |
平成29年 | 現職 |
徳永氏は徳島大学工学部建設工学科を昭和62年3月に卒業後、徳島県庁に入庁され相生土木事務所(現在の南部総合県民局那賀庁舎)で国道195号の丹生谷橋の架替え工事や県道日和佐上那賀線の道路特殊改良1種工事など、那賀町における道路整備に携わった後、県庁の道路建設課や都市計画課での勤務となり、県道の改良事業や街路の計画策定に取り組まれました。その経験を基に、平成14年には道路計画を専門として技術士(建設部門)を取得されました。
平成18年からは徳島県が管理する河川の整備目標や具体的な実施内容を定める「河川整備計画」の策定とその実施に取り組まれました。特に、国土交通省とともに策定された那賀川水系河川整備の策定に尽力されたと聞いております。また、河川施設の整備だけでなく、河川のはん濫による洪水が発生した場合、円滑かつ迅速な避難を確保し、浸水被害の軽減を図るために、洪水予報や水位情報の提供を推進されるとともに氾濫が発生した場合の浸水想定区域図の公表などのソフト対策を進められました。平成27年には平成26年8月台風第11号により那賀川において甚大な浸水被害が発生したため、このような大規模な水災害による被害を最小化するために、那賀川水系河川整備計画に基づく河川整備に加えて、その整備途上段階における防災?減災対策として「那賀川事前防災行動計画(タイムライン)[案]」を作成するなど、「安全で安心な県土づくり」に取り組まれております。このようなご経歴が評価され、平成29年4月からは徳島県の県土整備部の重要施策に係る調査に関する事務及び政策調整を担われています。
徳島県での防災行政を推進されてきた徳永氏には、平成19年度から始まった徳島大学防災リーダー養成講座の「災害に備える」の中で「洪水予報」の講義を御担当いただいており、徳島大学で進めている人材育成にもご尽力いただいています。
平成26年4月から徳永氏ご自身も社会人ドクターとして再入学され、中野教授の下で研究を進められました。成果は「洪水に対して安全で迅速な住民避難行動を促進するための情報提供に関する研究」としてまとめられ、平成29年3月に博士(工学)の学位を取得されました。博士論文は、「一級河川那賀川において、避難勧告等の発令のために分かり易い判断基準を適切に設定し、その基準を関係機関や住民に"防災行動計画(タイムライン)"として示し、住民の安全で迅速な避難行動を促進し,地域の防災力を向上させる手法」と、「水位観測所が設置されていない中小河川においても水位情報をリアルタイムで把握して適切な避難行動につなげる手法」を提案したものです。この疯狂体育,疯狂体育app下载は、徳島県の防災行政、そして徳島大学での防災教育に活かされています。
徳島大学同窓会連合会ニュースレター第18号 発行日: 平成29年5月8日 編集: 徳島大学同窓会連合会事務局 連絡先: 〒770-8501 徳島市新蔵町2丁目24番地 国立大学法人徳島大学総務部総務課 TEL 088-656-9981 |